いつでもどこでもできる手軽さがゲーム依存を生み出す

公開日: 更新日:

 クリスマスから年末年始にかけて、家電量販店で賑わうのは、ゲーム売り場。「ニンテンドースイッチ」や「プレイステーション4」といった据え置き機に加え、最近は巨大なゴーグル状の機器を頭部に装着して楽しむVRヘッドセットも登場している。もっとも、いま一番隆盛なのは、いつでもどこでも楽しめるスマホのオンラインゲームだ。電車の中でさまざまなタイトルを一心不乱に操作している人を、見ない日はない。

 現実世界では味わえない冒険を体験させてくれるゲームの世界は、はまりすぎると日常生活に深刻な支障を来すことがある。2017年10月には、埼玉県桶川市のマンションで、オンラインゲームに没頭して、自宅の3人の子供の面倒を見なくなり、当時1歳の三男を衰弱死させた事件も発生している。妻はゲームの課金で生活費が足りなくなり、三男に与えるミルクも薄めたものを飲ませていた。「対人恐怖症で友達がおらず、ゲームのチャットで初めて友達ができて、はまってしまった」と、18年12月5日にさいたま地裁で行われた第3回公判で妻は証言している。14日には、夫妻に共に懲役6年の判決が言い渡された。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出