母子の絆や愛情に影響 「母乳育児」の大切さを見落とすな

公開日: 更新日:

 混合栄養にするにしても、母乳育児に熱心に取り組む医師は、ミルクは哺乳瓶ではなく、スプーンで与えるように指導しているという。

■愛情ホルモンや免疫成分は添加できない

 母乳育児の「育児が楽しい」「子供の可愛さが増す」という理由は、授乳によって「プロラクチン」や「オキシトシン」などのホルモン分泌が高まるからだが、それは産後の傷ついた子宮の回復を早めるメリットもある。

「他にもミルクは母乳よりも眠りが深くなるので、乳幼児突然死症候群のリスクが高くなる。また、母乳には50~60種類もの免疫物質が含まれ、赤ちゃんの成長時期に合わせて成分比率が変化しています。そのような免疫成分をミルクに添加することはできません」

 山南医師は、人工栄養(ミルク)や混合栄養の育児をおもんぱかるあまり、逆に母乳育児の大切さがおろそかになることを懸念する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール