体のあちこちにカビが…「爪の水虫」放置はこんなに危険
爪水虫に至る流れはこうだ。水虫菌は主に足の角質に存在し、水虫菌がついた角質がはがれ落ちる。
この水虫菌がついた角質を、温泉やプール、スポーツジムなどではだしで踏み、自分の足に付着。足を洗えば水虫菌は落ちるが、付着したままでいると、半日くらいで感染。足水虫を発症する。
「この段階で完治させればいいのですが、薬の塗り残しがあって再発を繰り返す人が珍しくない。するとやがて爪の先端や側縁から水虫菌が爪の下に侵入し、増殖して爪水虫になるのです」
爪水虫は、体のあちこちにカビを生やす原因になるだけではない。
爪が白く厚く変形し、見た目が悪くなることに加え、体を支えてバランスを取るという足の爪本来の機能を果たせなくなる。痛くて歩けなくなったり、隣の足指に損傷を与える“凶器”になる。
糖尿病患者においてはより深刻で、足水虫、爪水虫は、ばい菌の侵入口となり、足の壊疽、切断を招くことにもなる。
では、爪水虫の治療はどうすればいいのか?