指数関数的に増える驚異 いつでもロックダウンに戻れる体制を

公開日: 更新日:

感染症が怖いのはある時点から指数関数的に感染者が増加していくことです。新型コロナが本格的に感染拡大すると、防ぐ方法はありません。ですから感染拡大が始まったらすぐに感染経路を遮断できるよう、行政は体制を整え、個人はその事態を受け入れる心の準備をしておくべきです。感染予防に有効なマスク着用、手洗いの徹底に加えて、再び行動制限をしなければなりません」

インフルエンザとは異なる重症化の過程

 誤解があるようだが、新型コロナウイルスは体内への侵入力は強いものの、空気伝染力は強くない。感染させられた人が軽症や無症状であれば、その次の人に感染させるリスクは少ないといわれている。ただ、密着や密閉状態での感染力は強力である。

「毒性も強くありません。ただし、まれにサイトカインストームを起こして重症肺炎のみでなく血栓症や心臓や腎臓にダメージを与えて、多臓器不全で死を招いてしまう。だから厄介なのです。しかも、インフルエンザと違い、有効な治療薬もワクチンもありません。新型コロナは毒性が弱いから大丈夫とはいえないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動