マスクはいつまで…個人的ロックダウンをどこまで緩めるか

公開日: 更新日:

 国立国際医療研究センターなどから新型コロナウイルスに関する日本独自の大規模データも公表され、新型ウイルスの実像も徐々に明らかになってきた。

 それに呼応するかのように政府は、禁止していた出入国制限、劇場やイベント会場での人数制限の緩和に踏み切った。そうなると政府が個人に一律に呼びかけてきた「マスク」「外出自粛」「ソーシャルディスタンス」も見直してもよいのではないか。公衆衛生の専門家でもある岩室紳也医師に話を聞いた。

「当然、見直すべきです。新型コロナは感染症です。感染症を防ぐには感染経路を遮断することが重要です。ですから感染経路遮断に必要なマスクは当分、手放せません。ただし、“感染するかもしれない”という場所やイベントを完璧になくすのは無理です。感染機会を減らすことを目的にした外出自粛は、場面によっては見直しが可能だと思います」

 感染機会を減らすために多くの人が控えてきたものの代表といえば「外食」だろう。

「周りの人の飛沫がかかったかもしれない食べ物や、ウイルスが付着したかもしれない手を飲食物やたばこといった口に入れるものを触る直前に洗うことを徹底していれば外食は問題ありません。アクリル板などを設置して、他人の飛沫が自分が食べる料理などに付着しないようにし、食べ物が口に入るまでの管理をしっかりしているお店なら外食をためらう必要はないと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」