東京湾で続く不気味な揺れ…コロナ禍に首都直下地震の足音

公開日: 更新日:

 首都直下地震の足音なのか――。20日から東京湾で地震が頻発している。20日午後2時54分のM2.9を皮切りに、わずか24時間で、M2.6~3.5の地震が計6回も発生。気象庁の地震情報によると、震源はすべて北緯35.5度、東経140.0度。深さは20~30キロとなっている。

 気象庁は「ほぼ同じ場所が震源とみていいでしょう」(地震津波防災対策室)と答えた。同一震源の地震が繰り返し起きているのだ。立命館大特任教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。

「1923年からの地震データベースを作っていますが、今回のような東京湾での6回もの群発地震は初めてです。フィリピン海プレートと北米プレートの境界で起きているようです。大きな地震はいきなり本震というのはまれで、本震前に中小規模の地震が起きます。20日からの群発地震は、巨大地震の前震である可能性は否定できません」

 1872年の浜田地震(M7.1、最大震度7)は、発生5日前から島根県東部で小さな地震が相次いだ。1995年の阪神・淡路大震災(M7.3、最大震度6)では、約2カ月前にM4クラスの地震が2度発生し、本震当日の半日前にM4クラスの地震が起きている。2011年の東日本大震災(M9.0、最大震度7.0)では、発生前々日の3月9日から三陸沖で群発地震が続いた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり