メスの避妊手術は十分に性成熟してからがベスト タイミングは「乳歯の残存数」で探る

公開日: 更新日:

 去勢手術に続いて今回は、避妊手術について。オスと同様にメスも生後5カ月での手術は早いでしょう。では、いつか。実はメスは発情期との兼ね合いで、オスより適切なタイミングの見極めが重要だと思います。

 まずネコちゃんは、発情期の前に手術する方がよいとされ、獣医師は早めを勧める傾向があります。発情期に入ると、頻繁に鳴いて屋外へ出ようとし、トイレ以外で排尿するなど困りごとが少なくありません。

 発情には波があり、強いときに成熟卵胞が子宮体に落ち、受精の準備を繰り返します。この波は4、5日サイクルで続いて1カ月ほど継続。このタイミングでの手術は避けた方がよいというのが私の考え方で、基本的にお勧めしません。ホルモンバランスを崩す恐れがあるためです。

 そうすると、発情前になりますが、それでも生後6カ月くらいが無難でしょう。目安は、永久歯への生え替わりです。乳歯の間は性成熟しにくいので、飼い主さんは歯をチェックするとよいと思います。

 次にワンちゃんは、ネコちゃんと発情サイクルが異なり、発情期に入ると外陰部が肥大して、出血するため、「生理」と思う人が少なくありません。ヒトの生理とは、違います。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も