花見は江戸時代から庶民の楽しみ 4月の主な行事は覚えておきたい
お寺の境内には、花で飾った花御堂が設けられ、参拝者はそこに安置された誕生仏の頭から甘茶を3回注ぎ、拝むのが習わしです。
お釈迦様は生まれてすぐに立って7歩歩き、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」といわれたと伝えられています。誕生仏は、このときのお姿を表しています。
■十三参り(4月13日前後)
数え年で13歳になった男女が、知恵と福徳をもたらすといわれる「虚空蔵菩薩」にお参りする行事です。平安時代に清和天皇が数え年で13歳になったとき、京都の法輪寺で成人の儀式を行ったことが始まりといわれています。参拝の際には、自分が選んだ漢字一文字を書き、「一字写経」として奉納し、ご祈祷を受けます。
京都の法輪寺では、参拝後、本堂を出て渡月橋を渡り切るまでは、後ろを振り向いてはいけないという言い伝えがあります。振り返ると、せっかく授かった知恵を返してしまうことになるからといわれています。
■昭和の日(4月29日)