著者のコラム一覧
金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

矛盾点は置いておき、まずは「最後までお客さまの話をしっかり聞くこと」

公開日: 更新日:

電話応対編(10)

 今回は「クレーム電話応対 解決への5ステップ」を詳しく見ていきましょう。

【1】基本の流れ

 クレームの電話を受けると、緊張して適切な言葉が見つからず、最初から最後まで「申し訳ございません、申し訳ございません」ととにかく謝り続けたり、反対に、話の矛盾点を冷静に指摘し続けて、お客さまの感情を逆なでしたりと、応対の仕方が原因で話がこじれてしまうことがよくあります。

 それを防ぐためには、相手の話を引き出し、解決に導くための流れを知り、そのプロセスに沿って話を進めることが重要です。その流れが、次の5つのステップです。

①話を聞く
②お詫び
③事実確認
④解決策の提示
⑤アフターフォロー

 それぞれ詳しくみていきましょう。

①話を聞く


 いきなり謝るのではなく、まずは相手の話をしっかりと聞きます。聞いているときは「はい」「さようでございますか」「それは~ということですね」など、相手の話に合った適切なあいづちを打ちます。これは、あなたの話をちゃんと聞いていますよというアピールになるとともに、相手に気持ちよく話してもらうための流れをつくる効果があります。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘