カルビー「かっぱえびせん」やめられない とまらない秘話
カルビーと言えば、かっぱえびせんだ。有名なキャッチコピー「やめられない とまらない」は、食べた人があまりにおいしくて口々に言ったことから誕生したとされる。
都市伝説ともいえる逸話だが、これは事実なのか確かめてみた。
カルビー広報部の西尾さんがこう言う。
「かっぱえびせんは1964年に発売されましたが、その食感、形状、口どけ、味において後を引いて食べ続けたくなるように工夫されております。しかし、食べた人が口々に『やめられない とまらない』と言ったという記録や資料は社内にはございません。社内外の販売促進担当者たちが知恵を集めて作ったと聞いております」
残念! では、ポテトチップスは味が違っても形は一緒なのに、サッポロポテトの「バーベQあじ」(網状)と「つぶつぶベジタブル」(棒状)は形が違う。ナゼなのか?
「サッポロポテト(現在のつぶつぶベジタブル)は、かっぱえびせんの姉妹品として形状を踏襲するスティックタイプでの開発になりました。次にチキンなどを入れたバーべQあじは、サッポロポテトと区別がつきやすいように面積の広い製品を作ることになりましたが、膨らんで厚くなると食感が良くないため、サクサクの食感にするためにバーベQの網をイメージしたアミアミ状の穴をあけることを思いついたようです」(西尾さん)