楽天 マー君の巨額移籍金で「開閉式ドーム球場」建設プラン
<モデルはセーフコフォールド>
楽天が本拠地・クリネックススタジアム宮城(以下Kスタ)の人工芝を天然芝に張り替え、球場を開閉式ドームにするプランが水面下で進行中だという。
モデルになるのは米北西部ワシントン州シアトルを本拠地にするマリナーズのセーフコフィールド。現ヤンキースのイチローが10年以上、プレーした球場だ。
シアトルは仙台と同じような寒冷地で、セーフコは楽天が理想とする天然芝球場でもある。地理的状況もいまのKスタとほぼ合致するため、球団は天然芝の維持法などを含め「セーフコ方式」を最優先候補として考えているそうだ。
地元放送関係者によれば、「仙台を中心とする財界も、気温の低い春先や秋でもファンが快適に野球観戦できるドーム球場を造って欲しいという要望を楽天側に出していた」という。
これまでKスタのドーム化には紆余曲折があった。
Kスタは宮城野原公園総合運動場内にあり、宮城県が管轄している。「公園内」のため都市公園法の制約があって、巨大建築物を建設することは困難だ。