楽天 マー君の巨額移籍金で「開閉式ドーム球場」建設プラン
開閉式ドームの建設は確かに「難しい」が、不可能ではない。球団創設9年目で初のパ・リーグ制覇。いまや東北のシンボルのひとつとして、「地元市民の理解」も得られるのではないか。
問題はカネだ。人工芝を天然芝に張り替え、かつ開閉式のドーム球場にするとなれば、100億円単位の費用がかかる。加えて震災復興で、県の援助は期待できない。
そんな状況をドラスチックに変えるのが田中将大(24)だ。
今オフ、ポスティングシステムで米球界に移籍すれば、入札金は史上最高額の60億円とも、それ以上ともいわれる。この移籍金が、すべての問題を吹き飛ばす。
これまで入札制度で潤った球団は、移籍金の一部を結果としてファンに還元してきた。
阪神は井川(現オリックス)がヤンキース移籍後、本拠地・甲子園を改修。西武も松坂(現メッツ)がレッドソックス入りしたのち、バックスクリーンを改築した。ファンはもちろん、メジャー挑戦するであろう田中だって、移籍金で球場が大リーグ仕様になれば本望だろう。