本当はザックが頭を抱える、本田のミラン「背番号10」
セリエAの名門ミランの「背番号10」が正式決定した日本代表MF本田圭佑(27)。チームに合流後、どのポジションでプレーすることになるのか、現地イタリアでも大きな関心事だ。するとミランのガッリアーニ副会長が「クリスマスツリーなら中盤の右だ」と明言。現地メディアも「ブラジル代表MFのカカと<ダブル司令塔>のペアを組む」とかまびすしい。
「クリスマスツリー」とはDF4人―守備的MF3人―司令塔2人―1トップの布陣のニックネーム。選手の配置図が「クリスマスツリーの形に似ている」ことから、そう呼ばれるようになった。
ミランの布陣はイタリア代表FWバロテッリが相手ゴール前に陣取って1トップ。その後方左側にカカが、右側に本田が配置される。左のアウトサイドをガーナ代表MFムンタリが、右をイタリア代表MFモントリーボが担当。中央でオランダ代表デヨングが相手の攻撃の芽を摘んでいく。
本田が任される<ダブル司令塔>は「背番号10」にふさわしいポジションだが、攻撃を差配する選手に欧州主要リーグの中で最も「激しくて悪質なファウルを仕掛けてくる」(サッカー記者)イタリアで、セリエA1年生には荷が重くないのか?