W杯組み合わせ決定で饒舌に…“悲観主義者”ザックの反動が怖い

公開日: 更新日:

 サッカー協会の大仁会長と原強化委員長の間に挟まれて座り、組み合わせ抽選会が始まるまでのザッケローニ監督は、妙にソワソワと落ち着かない風情をかもし出していた。「胸の内で“どうかサッカー強国と同じ組に入りませんように”と祈り続けていた」(サッカー記者)からである。

「6月のコンフェデ杯でブラジル、イタリア、メキシコ相手の3連敗もさることながら、8月のウルグアイ戦で圧倒的な力の差を見せつけられたことに大きなショックを受け、それから“ワタシが就任してから対戦したことのない国とやりたい”と呪文のように繰り返すようになった。実はザックというのはショックをいつまでも引きずり、悩んでふさぎこんでしまうタイプ。悲観主義者なのです」(前出の記者)

■原強化委員長は大あくび

 それだけに対戦相手がコートジボワール、ギリシャ、コロンビアに決まった瞬間、背中にのしかかっていた重しが取れたのだろう。ザッケローニは満面に笑みを浮かべながら「気持ちは落ち着いている」とコメント。続けて「コンディションを整えればいいサッカーが出来る。対戦相手の名前に圧倒されず、引いて守るのではなく、攻撃を仕掛けるチームに仕上げたい。キーワードは《コンディション、勇気、インテンション(強度、集中力)》の3つ」と一転して口も滑らかである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に