元ヤ軍AJがマー君に助言「マッキャンを味方につけろ」
楽天で2年目を迎えた「AJ」ことアンドリュー・ジョーンズ(37)は2011年から2年間、ヤンキースでプレーしていた。7年総額160億円でヤンキース入りした田中将大(25)が成功するための秘訣を聞いた。
「新しくヤンキースに入った選手というのはファンは注目するし、メディアもこぞって取り上げたくなる。特に、タナカのように大型契約で入団した選手というのはターゲットになる。オレもヤンキース入団当初は、あることないこと、メディアに書かれたからね(笑い)。ファン、メディアの反応を気にかけていたら体がもたない。報道に一喜一憂せず、目の前のことやマウンドでの投球に集中すればいい。取材陣が殺到するのであれば、短くシンプルに答え、ストレスをためないようにする。昨年の(楽天時代の田中の)姿を見る限り、彼は自分のメンタルをコントロールできる。それほど心配する必要はないだろう。
オレは打者だから投手の調整に関してはわからない。ただ、自分の経験から言えば、慣れるしかない。オレも(昨年)日本に来た時には文化の違い、練習環境に戸惑った。日本語も全くわからないから、コミュニケーションすら取ることが大変だった。でも、ボールを投げて打つという基本的な野球のスタイルは日米で変わらない。タナカだって時間とともにアジャスト(順応)していける。おそらく、あれだけのマネー(7年160億円)で移籍したのだから、周囲からは早い段階からの結果を求められるだろう。それでも、焦る必要はない。バッテリーを組む捕手とともに、ひとつひとつ課題を克服していくことが重要だ」