ヤ軍右腕ピネダの「不正投球」退場でマー君、黒田とばっちり
ヤンキース・黒田、田中の同僚右腕が、不正投球で退場処分を食らった。
インチキがバレたのは今季から先発ローテーション入りしたマイケル・ピネダ(25)。先発した23日(日本時間24日)のレッドソックス戦の二回2死走者なしの場面で、敵将ファレル監督が抗議。球審がマウンド上のピネダのグラブやユニホームなどを点検すると、首の右側に松やにとみられる茶色い異物が確認され、退場を宣告した。
ピネダは10日のレッドソックス戦(ヤンキースタジアム)に登板した際、ボストンのテレビ局が右手のひらが異物で汚れていると報道。試合後に不正投球の疑惑が持ち上がった。本人は松やになどの使用を否定していたが、今回は証拠を押さえられただけに、ペナルティーは避けられない。大リーグの公式規則によると、投球時に異物を使用したと判断された場合、10試合の出場停止処分が科される。
ドミニカ共和国出身の右腕は、この試合の前まで3試合で2勝1敗、防御率1.00と好調。将来のエースと期待された若手の離脱で黒田、田中の負担は増えそうだ。
レッドソックス・上原は1回を1安打無失点、3奪三振。メッツ・松坂はカージナルス戦で3-1の七回2死二塁で登板し空振り三振を奪った。