冷戦さらに激化 白鵬を意固地にさせるメディアの手の平返し
商売優先で「優等生」に仕立てながら、急に「横綱としての品格がない」と書き立てるのだから呆れるばかりだ。
戯作者の松崎菊也氏は「大横綱とはいえ29歳の若造ではないか」と言って、こう続ける。
「いくら強いからって、29歳の若造に『大』や『名』の冠をかぶせすぎです。若過ぎる『大名』はそっくり返る。今さらマスコミが白鵬に謙虚さを押し付けるのは無理でしょう。『大鵬の優勝回数を超えたら大横綱、名横綱というハードルを準備したのはあんたらだろう?』と、白鵬に言われて答えられる記者がいるかどうか。マスコミはいまだに相撲は日本のモノだという幻想を捨てきれない。ならば、さらにハードルを上げて『日本人になれ!』と言うしかない。齢60の総理大臣が『木鶏たり得ず』と自分で言うのがこの国。29歳は駆け出し扱いできますから」
不良横綱をもてはやし、増長させたマスコミの罪は重い。