東アジア杯は「2戦で2点」 代表FW5人を釜本氏が辛口採点
北朝鮮戦に先発し、韓国戦の終盤に交代出場したFW川又(名古屋)。目に付いたのが「ポストプレーでボールを収められない」シーンだ。まずはしっかりボールを落ち着かせ、味方選手とのコンビネーションでゴール前に顔を出し、フィニッシュに絡んでいって欲しい。
後半25分に永井に代わって登場した俊足FW浅野(広島)には「戦力として計算できる」と思わせるだけの可能性を感じさせられた。シュートには持ち込めなかったが、スペースを上手に利用してボールを受け、シュートに持ち込もうとして相手DFを混乱させていた。
最後にFW宇佐美(G大阪)。能力の高さは疑いようがない。しかし「絶対に結果を出さないといけない」という思いが強過ぎ、それが焦りとなってプレーがバタつくような印象を受けた。彼には「失敗を恐れることはない、肩の力を抜いて思い切りよく」の言葉を送りたい。
(釜本邦茂・日本サッカー協会顧問)