またも決定力不足を露呈 東アジア杯黒星発進でハリル株急落
FIFA世界ランキング154位(当時)のシンガポールとスコアレスドローを演じて評判を下げたハリルホジッチ監督率いる日本代表(ランク50位)が、今度はランク129位の北朝鮮に逆転負けを食らってしまった。
6月16日のW杯アジア予選・シンガポール戦を0─0で引き分け、ハリル新体制後の3連勝(チュニジア戦2─0、ウズベキスタン戦5─1、イラク戦4─0)の価値が一気に暴落。失地回復のために東アジアカップ優勝を目指して中国に乗り込んだ。が、初戦の北朝鮮戦(2日)からハリル日本、赤っ恥をかいた。
前半3分、相手エリアに進入した右SB遠藤航(22=湘南)が、ゴール前に走り込んだMF武藤雄樹(26=浦和)にピンポイントクロス。左足ダイレクトで武藤がズバッと決めた。日本代表デビュー戦の2人が、アッパレな先制ゴールである。
しかし、その後の日本はシュートミスを連発して追加点を奪えず、前半30分過ぎから北朝鮮にリズムを握られた。後半も北朝鮮がペースを握ったまま。後半21分にFWパク・ヒョンイルが投入され、約190センチの長身FWの“頭に合わせる”だけの単調な攻撃に日本はアップアップとなり、後半33分にパクのアシストで同点弾を許し、後半43分にはパクにヘディングシュートを叩き込まれて万事休す。