「自分自身の型を持て」 決定力不足露呈の代表に釜本氏が提言
適切な例えではないかも知れないが、2日の東アジアカップで日本代表が北朝鮮に逆転負けを喫した瞬間、率直な感想は「軍鶏ではなくて鶏のケンカに負けた」だった。
日本戦に勝利した北朝鮮の監督が「大会に向けてフィジカルトレーニングを積んできた」と話していたが、確かにフィジカル面で日本は北朝鮮に劣っていた。1対1の局面で負けることが多かったし、先に運動量が落ちたのも日本の方だった。
もっとも、北朝鮮チームが、フィジカル面で世界のトップにあるワケではない。欧州、南米、アフリカなど北朝鮮にフィジカルで勝っている国は少なくない。なので冒頭に「軍鶏ではなくて《鶏のケンカ》」と書いた。
軍鶏による闘鶏は、気性の荒い軍鶏同士が正面からぶつかり合い、血みどろの戦いが繰り広げられる。それに比べると鶏同士のケンカは、いかに穏やかなシロモノか。
それと一緒である。北朝鮮は、断じて世界レベルにはない。そんな北朝鮮と日本が、いくら体を張ってツバぜり合いをやろうと、結局は「鶏同士のケンカ」レベルでしかない。それに負けてしまった日本代表のハリルホジッチ監督、選手たちは猛省して欲しい。