東アジア杯は「2戦で2点」 代表FW5人を釜本氏が辛口採点
両チームとも「どっちもどっち」。東アジア杯の日本-韓国戦(5日)は見どころの少ない試合だった。
韓国は前線に屈強なFWを置き、そこにボールを入れていく。時折、サイドに展開して攻めていく。いかにも韓国的なサッカーだった。ここ数年来、個々の技術に関しては、進歩しているという印象は受けなかった。
日本の場合は、どの選手も「帯に短し、たすきに長し」。スタメンを誰にするのか、どのタイミングで交代選手を送り出すのか、ハリルホジッチ監督も、かなり苦心惨憺しているんじゃないかな。
その指揮官が「準備期間が短い。初戦(2日の北朝鮮戦)の前日しかトレーニングができなかった」と問題提起していたようだね。ボクたちの時代も、集合して2、3日で試合というスケジュールが多かった。いつの世にも、国内リーグとの兼ね合いがあり、代表チームには、準備不足という問題がつきまとう。
しかし、あえて言わせてもらうと「レベルの問題」に行きつくと思う。
一流レベルの選手だったら、短時間で感性を共有できると思う。練習でも試合でも、「こんな動きをするだろう」「あそこに動けば良質のボールが出てくる」と選手同士が共通イメージを重ね合わせ、すぐにコンビネーションが取れるもの。