アジア勢に苦戦は「選手の問題」 鬼ハリル“戦犯”扱いに異論
NHK・BSが放送したW杯2次予選カンボジア戦(3日)で解説を務めた元日本代表MF木村和司氏が「あの(ハリルホジッチの)態度が気に入らない。自分のチームなのに『なぜなんだ?』という態度をとるじゃないですか」と言っていた。
確かに試合中、ベンチ前で仁王立ちのハリルホジッチ監督(63)は、選手がミスするたびに両手を広げながら大声を発し、ひとたび頭に血がのぼると足元のペットボトルを蹴り上げることもしばしばである。
ピッチ外でも「所属クラブでレギュラーじゃないと代表に呼ばない」と断言。「体調管理ができないヤツは呼ばない」と言い放ち、体脂肪の数字が意に沿わないとネチネチ嫌みを言い続ける。
そんな指揮官に選手たちは戦々恐々。気に入られようと顔色をうかがいながらプレーしている。するとスポーツ紙などマスコミも「監督の指令によって管理されてチームの雰囲気は暗い。選手は持ち味の40%くらいしか発揮できていない。明らかに弱体化している」とアジア相手に四苦八苦している日本代表の「戦犯は指揮官だ!」と一大キャンペーンである。