代理人の話は本当? SB松田に「5、6球団興味」の真偽
ソフトバンク・松田宣浩内野手(32)の代理人を務めるグリーンバーグ氏によれば「5、6球団が興味を示している」という。
それを受けて、スポーツマスコミはまるで複数のメジャー球団が松田の争奪戦を展開しているかのように報じているものの、「興味」や「関心」と「獲得意思」とはまったくの別物。本気で獲得意思のある球団は代理人に対して「オファー」を出す。さる代理人関係者がこう言った。
「オファーは契約年数と年俸と具体的な起用法が含まれたものです。しかも、いつまでに返事が欲しいという返答期限があり、期限を過ぎたらオファーは自動的に消滅するケースがほとんど。例えば、起用法で食い違いが生じたときは、GMと代理人が昼夜問わずギリギリまで折衝を続ける。本人がオファーを受けるべきかどうか悩んでいる場合には、代理人がGMに返答期限を延ばして欲しいという連絡が必要になります。松田に関していえばまだ、最終的なオファーが届いていない可能性の方が高い。届いているとすれば、代理人がメディアに対してペラペラしゃべるはずがない。これだけの球団が関心を寄せていると、メディアを通じて人気をあおっているのです。オファーがあるとしても年俸は1億2000万円程度、ポジションも約束してもらえないでしょう」