上位に40代ズラリ 「ツアー選手権」初日結果にファン苦言
【日本ゴルフツアー選手権】
今季国内メジャー初戦となった今大会。初日はベテラン勢がスコアボードに名を連ねた。
2アンダー・トップタイの宮本勝昌(43)を、1打差5位で谷口徹(48)と藤田寛之(46)が追う展開。年齢を考えると、20年前の試合かといわれてもおかしくないメンツだ。「プロ野球だったら全員引退してるね」と、作家で評論家の早瀬利之氏がこう続ける。
「ベテランが元気というより、若手がだらしないだけ。いまだにデカい顔をされているのだから情けない。かつて中嶋常幸は年上の青木功と尾崎将司に負けないよう、技術を磨いたものです。今の若手には、そういう目標やライバル意識がない。そこそこやっていれば飯が食えるから、それで満足してしまっている。世界中、あるいは他の競技と比べても、ベテランがこれだけ第一線でラクに戦っているのは日本だけ。AONを目標にしてきた彼らにすれば、物足りなさと危機感でいっぱいでしょう。新星が出てこなければ、いずれ国内の男子ツアーは廃れますから」
先月、予選会で全米オープンの出場権を獲得した谷口が、「世界では20代が活躍しているのに日本は全然」と苦言を呈していたが、誰の心にも響かなかったようだ。