なぜ英国で同士の潰しあい? ベイルで合同チームがあれば
英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの「国」から構成された王国である。サッカーの世界でも「4つの国」の各代表チームが活動し、今ユーロには2大会連続9回目出場のイングランド、そして北アイルランドとウェールズが初出場を果たした。
大会7日目の現地16日はイングランド─ウェールズ戦、ウクライナ─北アイルランド戦が行われた。イングランドが2-1で、北アイルランドが2─0で勝ち点3を獲得したが、やはり英国合同チームを結成。強豪チームとして国際大会に乗り込んで優勝を狙えばいいのに……と思ってしまう。たとえばイングランド─ウェールズ戦だ。
先制したウェールズのエースFWベイルはスペインの名門レアル・マドリードに所属する大物選手だが、W杯もユーロも出場実績は1回のウェールズ代表の一員でいる限り、世界のひのき舞台でプレーするチャンスは稀だ。
イングランド戦の前にベイルは「ウェールズの方が情熱とプライドを持っている」と母国への忠誠心を強烈にアピールした。英国合同チームで活躍するベイルが見てみたい――は外野の勝手な言い分ではあるが……。