デ杯欠場決めた錦織 日の丸より“ツアー優先”の計算と思惑

公開日: 更新日:

■ネットプレーの多用

 今回の全豪は、順調にいけば4回戦でフェデラー(世界ランク17位)、準々決勝でマリーと対戦する。スポーツマスコミは「死の組」と騒いでいるが、ポイントはベストなコンディションで強豪と対戦できるか、強豪と対戦するまでにいかに消耗を防ぐかなのだ。

 錦織の周囲にはサーブ強化が目的のフォーム改造を提言する声が多いらしいが、それには時間を要する。すでに27歳。本人も「ここ2、3年が勝負」と言っていることから現実的ではない。

 試合時間の短縮、消耗を防ぐための方策は、昨年後半から目につくネットプレーの多用だ。得意なストロークより、サーブ・アンド・ボレーやネットプレーで早めの決着を心掛ける。そうやって体力のロスを極力、防ぐことがマスターズ1000やグランドスラムの制覇につながると本人は考えているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"