ケルン大迫勇也が語った「代表エースFW」へのシナリオ
トップ下でもゴールチャンスをしっかり仕留める
16ー17年シーズンの前半戦。ケルンは負傷者が続出した。昨年12月以降は昨季同様、トップ下でのプレーを余儀なくされたFW大迫勇也は、大きなストレスを抱えていた。「シーズン2ケタ得点には何が必要?」と昨年暮れに直撃すると「まずケガ人が戻ってきて欲しいですね。そこからじゃないですか。今はプレーする位置が低くて守備が多過ぎるから」と聞かせてくれた。22日に後半戦が再開。28日のダルムシュタット戦はモデストとの2トップがついに復活。勢いに乗って2ゴールを挙げる大活躍を見せた。そんな大迫本人にFW岡崎慎司(レスター)ら代表で数字を残している点取り屋たちを超えるシナリオを聞いた。
■「監督の信頼を感じている」
「ブンデス(リーガ)前半戦を振り返ると、10節(11月5日のフランクフルト戦)くらいから思うような形がなかなかできなかったっていうのが正直、あります。その時期からケガ人が続出し、いつもは出ていない10代の若い選手がたくさん出るようになった。自分がトップ下に使われるのも、しょうがなかったですね。もっと(相手ゴール)前で(プレー)できたら自信ありますけど。我慢ですね」と大迫は16年末の苦境を改めて打ち明けた。