著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

ヘーレンフェーン小林祐希<上>「サッカーIQが上がった」

公開日: 更新日:

 国際Aマッチ152試合の大記録を持つ遠藤保仁(G大阪)の後、日本代表のボランチは独ブンデスリーガの日本人最多出場記録を樹立した33歳の長谷部誠(フランクフルト)が支えている。同ポジションには山口蛍(C大阪)、井手口陽介(G大阪)もいるが、2人とも守備的なタイプ。攻撃的ボランチとして存在感を増しているのがヘーレンフェーンの小林祐希(24)だ。近未来の司令塔候補をオランダで直撃した。

 ◇  ◇  ◇

 16年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表デビューし、11月のオマーン戦で代表初得点を挙げたレフティーの、クラブでの定位置は、ボランチである。

「『俺は10番だ』というプライドはあるけど、ホントに輝けるのはどこだろ? と、ここ1、2年で考え始めた。10番のポジション(トップ下)よりも、1列後ろの方が生きるかも知れない、と。実際、代表で試合に出られるんだったら、俺はどこでもやりますよ。オランダでサッカーIQが上がってきたと思うし、試合中にピッチ全体を見る力や冷静さも身に付いてきたと感じるから。『おまえはどこでもやれるから頼むよ』と言われる選手になりたいですね」と幼少期から磐田時代までトップ下に君臨してきた24歳の男は、心境の変化を素直に吐露する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット