侍J野手陣オープン戦で大暴れ WBC帰国で“水を得た魚”に
オープン戦最終日の26日、31日の公式戦開幕に向けてWBC組が出場。中でも野手陣の活躍が目立った。
松田(ソフトバンク)、平田(中日)がいきなり本塁打を放てば、中田(日本ハム)も初回に適時打。坂本(巨人)も内角の変化球を巧みにライト前に安打した。
3月の強化試合での死球で右足小指を骨折していた秋山(西武)も復帰戦の25日のDeNA戦でいきなり3打点。足腰に痛みを抱えながらプレーしていた中田はこの日「正直、体調は万全ではない」としながらも、「WBCであれだけの試合をやっているので試合勘は問題ない」と言えば、米国との準決勝で決勝点を献上するミスをし、メンタル面での影響が心配された松田も、「一本出てよかった」と、前を向いた。
2月22日に宮崎に集合してから1カ月はWBCに専念。激闘を戦い終えての肉体的、精神的疲労は誰しも抱えており、今も時差ボケに悩まされている選手もいる。それでもWBCでの経験がペナントでも必ずや生きるはずだ。
■“動くボール”に苦慮