OP戦最下位で馬車馬必至…巨人菅野にもう“開幕GOサイン”
WBCに出場した日本代表はこの日(23日)、帰国した成田空港で一様に疲れた表情を見せた。しかし、激戦の疲れが出るのはこれからだ。特に大変なのは投手である。なにせボールからして違う。オフの間、滑るWBC球しか握ってこなかった投手が多い。準決勝の米国戦で6回1失点の好投を見せた巨人の菅野智之(27)はさらに過酷。すでに31日の開幕投手に内定しているのだ。
過去3度のWBCで、帰国後に開幕投手を務めた投手は6人しかいない。所属球団の監督が配慮することが多いためだ。6人のその年の成績を見ると……。
・1回大会(06年)=上原(当時巨人)8勝9敗
・2回大会(09年)=ダルビッシュ(同日本ハム)15勝5敗、涌井(同西武)16勝6敗、岩隈(同楽天)13勝6敗、小松(同オリックス)1勝9敗
・3回大会(13年)=摂津(ソフトバンク)15勝8敗
ダルビッシュら影響が出なかった開幕投手がいる一方、06年の上原と09年の小松の成績は急落した。負け越した上原は翌07年からリリーフへの転向を余儀なくされ、小松は前年の15勝からわずか1勝に終わった。