有名総合大も学部設立 体育大学や体育学部は得なのか?

公開日: 更新日:

 スポーツの大学として真っ先に名前が挙がるのが日本体育大学だろう。1891年創設の体育・スポーツ科学の専門大学。五輪メダリストのスキージャンプの高梨沙羅選手、スピードスケートの高木美帆選手をはじめ、多くの一流アスリートを輩出してきた。

 近年は、早大、法大、同志社大、立命館大など有名総合大学もスポーツ関連学部を設立し、力を入れる。背景には、健康志向もあるのだろう。

 とはいえ、ほとんどの学生はスポーツで食いぶちを得るのは難しそうだ。それでも新しく学部が生まれるのはなぜか。学生にはどんなメリットがあるのか。

「スポーツ系学部はアスリートの養成だけが目的ではありません。国の政策もあり、介護リハビリをはじめとした健康産業を発展させる役割も担っています。最近はスポーツクラブが増えていることもあり、体づくりや食生活を指導する人材も必要とされています。また、体育学部では心理学やマネジメントについても学ぶので、スポーツを生かしたあらゆる職業に就ける準備ができるのです」(大学通信ゼネラルマネジャーの安田賢治氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較