有名総合大も学部設立 体育大学や体育学部は得なのか?
「スポーツを4年続ければコーチや監督の口利きで有名企業に入れる学生もいます。コネがなくても、総合商社や金融機関の人事はひとつのことを継続する力や体力面を評価するので、大学1、2年生から準備すれば大手企業に入れる可能性もあります。最近は、体育会系の専門就職サイトなどもできていますよ」(大学ジャーナリストの石渡嶺司氏)
早大(スポーツ科学部)も一般入試は英語・国語(または数学)・小論文のみだが、有名企業に入りやすい。「民間企業狙いなら、総合大の体育学部はお得」(石渡氏)という。卒業生にはラグビーの五郎丸歩選手や水泳の瀬戸大也選手らがいる。
ネックは授業料。文系(商、経済)学部の入学年次の授業料は、平均125万円。それに対して、体育大や体育学部は平均145万円と20万円高い。施設費なども含まれるためで、早大は164万円だ。