錦織圭 難敵ガスケ相手に主導権握れず今季3度目の初戦敗退
テニスのロジャーズ杯(カナダ・トロント)は7日(日本時間8日)、男女シングルス2回戦を行い、世界ランキング6位の錦織圭(29)が、同66位のリシャール・ガスケ(33=フランス)にセットカウント1―2で逆転負けした。
過去の対戦で3勝7敗と分が悪い相手との初戦。第1セットから雨による3度の中断があり、難しい戦いを強いられた。集中力を切らさずにプレーの質を上げたガスケに対し、錦織は自身のミスから試合の主導権を掴めなかった。
第1セットこそ、タイブレークを制したが、続くセットでは第1ゲームでブレークされると、再三のブレークチャンスを生かせずに追い付かれた。
最終セットは両者譲らず、第9ゲームで先にブレークを許して4―5とリードを許す。後がない第10ゲームで、すぐさまブレークバックに成功。第12ゲームはマッチポイントを得ながら、相手の粘りをはね返せない。再びタイブレークにもつれ込みながら、最後は相手のリターンに屈して、今季3度目の初戦敗退に終わった。
錦織は今後、シンシナティオープンを経て、26日開幕の全米オープンに出場予定。全米オープンの前哨戦に位置付けられる次の大会で、どこまで調子を上げられるか。