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いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

イングランド代表の逞しき胸に咲く「赤い薔薇」の由来とは

公開日: 更新日:

 英国の国花は薔薇。正確には「テューダーローズ」という。外側が赤い花弁で中心部が白い花弁という不思議な薔薇である。最近は品種改良で似たようなものもあるが、あくまでも架空の花だ。

 非公式だが「赤薔薇」が国花として使われることもある。イングランド代表は、この赤い方を採用している。筋骨隆々とした体に咲く一輪の赤い薔薇は、なかなかもってセクシーである。

 世界史で習った「薔薇戦争」を覚えているだろうか? 15世紀にイングランドで起きた王位継承をめぐる2つの名門一族の戦いだ。戦争名は、後の世に名付けられたものだが、その両家の紋章が由来になっている。

 赤い薔薇の紋が当時のイングランド王家「ランカスター家」、白い薔薇の紋が「ヨーク家」という貴族である。両者の戦いは30年間にわたり、最終的にはランカスター家の血筋を引く「テューダー家」が、ヨーク家を倒して幕を閉じる。

 その後、テューダー家の王がヨーク家の王女と結婚。「テューダー朝」を開いた。その時、憎しみ合っていた両家の紋が合体したわけだ。

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