優勝候補のイングランドを本気にさせた日本の“大番狂わせ”
元世界ランキング1位のアイルランドを下した日本の“歴史的快挙”に強豪国も少なからぬ衝撃を受けたようだ。
前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ氏が率いるラグビー発祥国のイングランド(世界ランキング3位)もその一つだ。
30日、アルゼンチン戦(5日=東京スタジアム)に向けてコーチ、選手4人が都内の宿舎で会見。
母国英メディアから、6カ国対抗戦のライバルであるアイルランドが日本に金星を献上したことに「日本は適切なプレーをしていた。バックスの決断力が良く、ダイレクトにプレーしたのが良かった」などと口を揃えた。
ニール・ハトリー・スクラムコーチは「日本がアイルランドに勝利したから言うわけではないが、W杯では相手がどこでもタフなゲームになることは予想していた」としながら、「どんなチームでもなめてはいけないということが改めて分かった」と、危機感を口にした。
次戦の相手アルゼンチンは、前回4強ながら、世界ランク10位と格下だ。英メディアからは「確実に勝ち点を拾えるのでは」との質問が相次いだが、プロップのエリス・ゲンゲは「アルゼンチンはいいチームだ。相手の分析もしているので、しっかりと準備して臨みたい」と自らに言い聞かせるように話した。