マエケンに秋山や平野も…メジャー「トレード太り」の実情
メジャーリーグでは「トレード太り」する選手が少なくない。一番多いのは契約書に「トレードボーナス条項」を入れている選手たちだ。
キャンプ直前にドジャースからツインズに移籍した前田健太もそのひとりで、契約書に「トレードされるごとに元の球団は(前田に)ボーナスを100万ドル支払う」という一項を入れていたため活躍の場がLAからミネソタに移っただけで、日本円にして約1億1000万円を手にした。この他、日本人選手では秋山翔吾がトレードされるたびに100万ドル、平野佳寿は25万ドル(約2750万円)出るボーナス契約をしている。
メッツのセスペデスは「ア・リーグの球団にトレードされた場合は200万ドル(約2億2000万円)、ナ・リーグの球団にトレードされた場合は50万ドル(約5500万円)が出る」という変則的なトレードボーナス契約をしている。これはア・リーグの球団だと、DHで使われる可能性が高くなるため自慢の鉄砲肩を活用できなくなるから。そこでア・リーグのチームへのトレードだと球団の負担が4倍になるようにしてブレーキをかけたのだ。