大谷の不安定フォームはむしろプラス OP戦3戦目で初安打
エンゼルス・大谷翔平(25)が28日(日本時間29日)のレンジャーズ戦に「4番・DH」で出場し、2打数1安打1打点。一回1死三塁で、相手の先発右腕リンから左前適時打を放って、オープン戦3戦目で初安打初打点をマークした。
大谷はこのキャンプ、オープン戦で、右足を小さく上げる新しい打撃フォームに取り組んでいる。いまだにしっくりこないのか、打撃練習では昨季までのすり足に戻すなど、依然として試行錯誤を続けている。
大谷は2つの打撃フォームを試していることに「どちらもやっていく中で、何か気付くことがあると思う」と話している。実戦を通じて最適なフォームを身につけたいわけだが、フォームが安定しないのはむしろプラスではないか。
大谷は渡米1年目の2018年のオープン戦でも右足を上げる打法で臨み、メジャーの投手に苦戦して打率1割2分5厘、0本塁打に終わった。オープン戦終盤には、マイナー降格もささやかれたが、開幕前にすり足に変えると、3戦目に初本塁打を放つなど、5戦連続安打をマークした。この年の大谷はシーズン途中まで投打の二刀流を続け、打率2割8分5厘、22本塁打、61打点で、新人王に選ばれた。