日ハム清宮幸太郎 変化と成長を披露する場が与えられない

公開日: 更新日:

日本ハム 清宮幸太郎(21歳・3年目・17年1位)

 早実時代に高校通算歴代1位の111本塁打を放った輝きはかすみつつある。プロ入り2年間で打率・202、14本塁打、51打点。高校時代は“格下”だった同期のヤクルト村上宗隆がブレークする中、こちらは栗山監督の「幸太郎はスットコドッコイ」などという酷評がスポーツ紙に載る程度の扱いになっている。

「1年目に腹膜炎、2年目に右手首骨折、右ひじ痛と不運が重なったとはいえ、首脳陣が物足りなさを感じたのは野球に取り組む姿勢です。おっとりした性格で、練習でも試合でも何が何でもというガムシャラさが見えない、というわけです」

 そう言う球団OBが、「でも……」と続ける。「必死さが出てきたという声をチームの中から聞くようになった。開幕延期による自主練習中のスイング量もそうだし、敵地での試合が続く開幕後も毎日、宿舎の中庭などで朝10時から2時間、汗びっしょりになって素振りをしているといいますからね。それも、上からの強制ではなく、自ら矢野打撃コーチ補佐に『お願いします』と言ってくるようになった。練習での打球の飛距離、速さは物凄い迫力ですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  4. 4

    貴乃花の次女・白河れい「事務所退所」…“親の力を借りない”妹と長男・花田優一の現在地

  5. 5

    秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー

  1. 6

    「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか

  2. 7

    元横綱白鵬の「6.9暴露会見」に相撲協会戦々恐々…あることないこと含め、どんな爆弾発言飛び出すか

  3. 8

    ドジャース大谷がヤンキース現体制を粉々に…「やはり獲得すべきだった」批判再燃へ

  4. 9

    売れ過ぎちゃって困るわ!スバル新型フォレスターは歴代最速、発売1カ月で受注1万台超え

  5. 10

    パワハラ報道の橋本環奈"人気凋落"が春ドラマで鮮明に…一方で好感度上げたのは多部未華子