開幕5試合で5得点!C大阪FW大久保嘉人の覚醒は本物か
セレッソ大阪の〈桜のストライカー〉が狂い咲きしている。
大久保嘉人(38)は昨シーズン、J2の東京Vで19試合に出場してノーゴール。一昨年はJ1の磐田で20試合に出場して1ゴール。J1での通算得点は185ゴールと最多記録を更新しているものの、J1通算200ゴールの大台までは、あと15ゴールを積み重ねる必要があった。
大久保が二桁得点(15点)を記録したのは、川崎Fに在籍していた16年のこと。それから5年が過ぎ、大久保も38の齢を重ねた。今シーズンでの大台突破は不可能だと思われても当然だっただろう。
それが古巣のC大阪に復帰すると開幕から3試合連続ゴールをマークし、5試合で5ゴールの荒稼ぎ。通算得点を190ゴールに伸ばし、200ゴールも一気に視野に入ってきた。今シーズンでの記録達成も現実味を帯びてきた。
大久保のプレーを見ながら、いつも感心するのは〈クレバーなこと〉〈基本に忠実なこと〉〈ゴール前で冷静なこと〉の3点が挙げられる。
ゴール前のポジション取りでは、絶えず「アザーサイド」を意識している。