巨人は対戦一巡で6勝6敗3分け 打てない今季は新助っ人頼み

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 巨人が今季最多の12安打を放ち、9―0で広島に大勝。前日に28年ぶりに12試合連続3得点以下の球団ワースト記録に並んでいたが、これを止め、2シーズンぶりの借金生活から1日で勝率を5割に戻した。

 試合前まで打率.180、5打点、0本塁打と苦しんでいた昨季の本塁打、打点の2冠王・4番の岡本和真(24)が、初回に56打席目にして待望の1号2ランを放つと、増田大輝(27)がプロ初本塁打をマークするなど打線が機能した。投げては先発・今村信貴(27)がプロ2度目の完封で今季2勝目。原監督は「今日は先制、中押し、ダメ押しという形で、ピッチャーも見事」と目を細めた。

 これでセ5球団との対戦が一巡した。阪神と広島に負け越し、中日ヤクルトには五分、DeNAに唯一勝ち越して6勝6敗3分けとなった。原監督はリーグワーストのチーム打率.218に沈む打線のやりくりに苦心している。

 さる球界関係者がこう言う。

新型コロナウイルスの陽性判定を受け、中島、丸、若林、ウィーラーが離脱している。ベストメンバーが組めない台所事情はあるにせよ、オープン戦の段階から得点力不足にあえいでいた。原監督はこの時、『まあ打てない。そういうチームではあって欲しくないけど、新外国人に期待してしまうよね』と漏らしたほど。まさにそういう状況になってきました」

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