巨人を叩くなら今だ!大量離脱&貧打のWパンチで3位転落
巨人の強力打線に元気がない。
6日の阪神戦も4安打に封じられた。チーム打率.217はリーグ最下位。昨季、1勝3敗(防御率1.77)に抑え込まれた天敵・西勇輝の前に伏兵・香月一也の本塁打で2点を取るのがやっとだった。
唐突な降雨コールドによる試合終了に「もう少しやっていれば、3点は取ったかもしれない」と原監督は苦笑いで話したが、巨人はオープン戦でもチーム打率.236と打線が低迷。「全体的によくなってきている気がする」と開幕後の爆発を期待した指揮官の言葉むなしく、なかなか上向く気配がない。
「まだシーズンは始まったばかりとはいえ、首脳陣の心配は梶谷でしょうね。開幕から1番に座っていますが、打率は.158で出塁率も.256とリードオフマンの役割を果たせていない。オープン戦でも打率.196と精彩を欠いた。持ち味である思い切りのよさが影をひそめ、甘い球を見逃すケースが目につきます。FAで巨人に入団した重圧なのか、慎重になり過ぎている印象です」(セ球団スコアラー)
3番・坂本の打率が.242、4番・岡本が.162と中軸2人の調子も上がらないところに持ってきて、4日からは丸、中島、若林、ウィーラーが新型コロナウイルスに感染して離脱。特に開幕8試合で打率.452のウィーラー、オープン戦好調で開幕2番の座をもぎとった若林の不在が貧打に拍車をかけている格好だ。