A代表vsU-24代表 兄弟対決が禁断のマッチメークだったワケ
試合自体は国際試合の経験が圧倒的に多いA代表がペースを握り、前半にMF橋本とMF鎌田がゴールを叩き込み、後半7分には俊足FW浅野が3点目をゲット。結局3-0のスコア以上のレベル差を見せつけたA代表の順当勝ちとなった。
「試合自体は“花相撲”になることなく、局面でのツバぜり合いや球際の厳しさもあり、緊張感の漂う展開となった。ケガ人が出なかったのも良かった。が、あくまで結果論にすぎない。1985年に日本代表と読売クラブ(現東京V)との一戦を現地取材した。結果は読売の1-0勝ち。試合後、両チームの選手たちは浮かない表情を浮かべ足早にロッカールームに引き揚げていった。単独クラブに負けた日本代表は恥をかいたし、読売クラブもケガをさせたらまずいと複雑な思いがあったから両者とも後味の悪い試合でした。日本代表が年代別代表、単独クラブと顔を合わせるのは、禁断のマッチメークと言わざるを得ません」(六川氏)
テレビ局、スポンサーを喜ばせるための試合だとすれば、もう二度とやらないほうがいい。