存在感増すDF伊藤洋輝 「バイエルン戦での良い感覚を生かしていきたい」
伊藤洋輝(23歳・独1部・シュツットガルト)
カタールW杯最終予選未出場ながら、出場権獲得後の2022年6月から森保日本入り。188センチの長身DFは、最終メンバー入りを確実にしつつある。全ては昨夏に赴いたドイツ1部でシーズン通してフル稼働した実績のたまものだ。9月のドイツ遠征2連戦では「今季もここまでリーグ戦、カップ戦でフルに起用してもらっている」と自信を見せていた。しかし10月に入ってマタラッツォ監督が辞任。直後の15日のボーフム戦で初の先発落ちを強いられた。19日のドイツ杯・ビーレフェルト戦で先発に復帰。本人も一息ついたはずだが、22日のドルトムント戦は出番なし。W杯開幕を1カ月後に控え、厳しい状況をどう打破するか──。
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99年に静岡県浜松市で生まれ、中学からは磐田の下部組織でプレー。
長身と精度の高い左足のキックを武器に頭角を現し、16歳からは年代別代表に選ばれた。19年にはU-20W杯(ポーランド)にも出場するなど将来を嘱望された。
だが、18年にトップ昇格するもなかなか出番を得られず、翌19年は名古屋に期限付き移籍。そこでも活躍できず、コロナ禍真っただ中の20年に古巣に復帰した。そこで急成長を遂げ、シーズン終盤に加入した代表歴代最多出場のMF遠藤保仁の薫陶を受けてたくましさも増した。