存在感増すDF伊藤洋輝 「バイエルン戦での良い感覚を生かしていきたい」
21年夏にシュツットガルトに移籍、当初はBチームの予定だったが、マタラッツォ監督に才能を認められ、トップに引き上げられる。開幕早々から定位置をつかみ、3バックの左DFを主戦場としながら躍動。1部残留の原動力となった。
この目覚ましい活躍を森保監督も見逃さず、9月のドイツ遠征では4バックのCB、左SB、3バックの左でトライ。正確な左足のキックで評価が急上昇する。
周囲の見方も一変したが、本人は決しておごることなく、高みを目指し続けている。
「個人的にはブンデスリーガで1シーズンやって少し安定感が増したかなと。6月の代表(4連戦で出場した)3試合ではSBでプレーしましたけど、ドイツ、スペインとの対戦を考えると『より守備で(相手の攻撃を自在に)やらせないこと』が求められる。それを意識しつつ、ボールを持った時の精度(の高さ)という持ち味を存分に出していきたい」と若手成長株は闘志を燃やす。
■DFなら3ポジションをこなす
9月のドイツ遠征でも米国戦は後半途中からCB、3バックの左でプレー。エクアドル戦ではCBで先発して左SB、3バックの左と多彩なポジションを担った。