三笘薫は先発か、ジョーカーか…本人は「GSで勝つことだけを考えている」とキッパリ
三笘薫(25歳・英プレミア・ブライトン)
10月14日の英プレミア・ブレントフォード戦で右足首を負傷した三笘は、松葉杖をついて帰路に就いた。16日の天皇杯決勝を視察した森保一監督も「まだ情報が入っていないので」と顔を曇らせたが、カタールW杯本番には支障がない様子。「戦術・三笘」とも言うべき男の存在はそれだけ日本にとって重要と言える。ただ、希代のドリブラーを先発させるか、ジョーカーと位置付けるか、そこは指揮官も思案のしどころだ。
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「スタメンで試合に出たい? もちろんです」
9月27日のドイツ遠征・エクアドル戦を控えた25日の練習後。三笘は筆者の問いにキッパリとこう言い切った。
「『途中出場だから結果を出せる』と思われるか、『先発でもできる』と思われるか。自分自身はどっちもできると思っているし、それを証明するいい機会。最初から100%を出さないといけない」と目をギラつかせたのだ。が、エクアドル戦は狙い通りの仕掛けを見せられずに苦しんだ。
FW古橋亨梧(セルティック)、トップ下の南野拓実(モナコ)らと4-2-3-1で組む形は実戦では初めて。距離感や間合いなども含めて難しさもあっただろう。時間を追うごとに得意のドリブルで敵陣に進入する回数は増えたものの、「先発OK」という一発回答には至らなかった。