渋野日向子の「シェブロン選手権」に期待 潜在能力の高さ、意外性は誰にも負けない
先週の男子ツアー「関西オープン」は蝉川泰果がプロ転向6戦目で初優勝を挙げました。昨年は「パナソニックオープン」「日本オープン」と史上初のアマ2勝をマークして一躍時の人になりました。松山英樹、金谷拓実、石川遼ですら手が届かなかった新記録です。
ところがプロ転向後は思い通りにいきませんでした。2戦目の「VISA太平洋マスターズ」では3日目に単独首位に立ちながら、最終日は76(6オーバー)と崩れて8位。年が明けてからPGAツアー3試合、DPワールドツアー2試合と海外に挑戦しながら、イメージするゴルフができずに「おかしいな」と焦っていたはずです。
■蝉川泰果から焦りが消える
これまではファンの期待に応えるように攻めるゴルフ、勝つゴルフを追求して魅了してきましたが、それも結果につながらなければイライラが募るばかりです。
プロ転向後は周りに流された部分があると思います。アマチュアなら賞金は関係なく、積極的にコースを攻めることができます。時には無謀にも思えるショットに挑むことがあります。