渋野日向子「全米女子OP2位」はまぐれか実力か…真価問われる全米女子プロは今日開幕
当時の予選カットは7オーバー。優勝は18歳のB・ヘンダーソンで、アンダーパーは7人しかいなかった。飛距離は出る方が有利だが、フェアウエーに運ぶ正確なショット、フェードやドローの打ち分けが要求される。
全米女子OP2位が実力なのか、まぐれだったのか、この大会でわかるのではないか。渋野がプロ入りした当時からスイングを注視してきた並木俊明プロが言う。
「全米女子OPは、シャフトを以前の柔らかめのものに替えてイメージしたボールが打てていたのでしょう。振りも大きくなり、飛距離も伸びている。確かに良くはなっているが、まだ本物ではない。最終日の後半もスコアを伸ばせなかったし、先週も予選では60台のスコアを並べながら最終日の終盤に崩れた。優勝した19年全英女子の最終日はサンデーバック9でボギーなしの5アンダーです。当時は怖さ知らずではあったが、あのゴルフは強烈でした。あの頃は国内大会でも『そんなところから?』というようなロングパットを入れていたし、他の選手には真似ができないような強気のゴルフが渋野の持ち味。海外メジャーですからセッティングはタフです。攻め一辺倒というわけにはいきませんが、今回はサンデーバック9のゴルフに注目しています。その結果が8月の全英女子につながるはずです」
まさに真価が問われる一戦だ。