渋野日向子「全米女子OP2位」はまぐれか実力か…真価問われる全米女子プロは今日開幕
笹生優花(22)の優勝で幕を閉じた今年の全米女子オープン。3打差2位に入った渋野日向子(25)の復活に多くのファンが驚いたはずだ。
それも当然だ。昨季は国内大会2試合を含む25試合でベスト10入りはたった1回。シード落ちした今季も全米女子OP前の9試合(1試合は予選落ちがない大会)で予選通過は3試合しかなく、ベストフィニッシュは73位。それがいきなり海外メジャーで2位に入った。本人だって信じられなかったに違いない。この試合で復活を印象づけた渋野は、直後の2大会でも予選を通過。20日開幕の全米女子プロ選手権(ワシントン州サハリーCC)でも上位争いが期待されるが、この選手は本当にわからない。
序盤は好調だった2022年もスイング改造が原因で不調にあえいだ。直近8大会で6試合に予選落ちして臨んだ全英女子では、優勝を争い1打差の3位と大健闘。その後は2大会連続で予選落ちした。不振から脱することができず、同年末には2年前に離れた青木翔コーチとの師弟関係を復活させた。
今回の全米女子プロは16年大会で使用されたシアトル郊外の林間コース。国内コースに雰囲気は似ているものの、ホールをセパレートする高い樹木は国内ではあまり目にすることはなく、これがハザードになっている。