梅毒
-
梅毒急増のなぜ(3)年間200人の妊婦が感染…過去最多の先天梅毒へ
妊孕力の高い20代の女性に梅毒が急増していることは、妊婦の梅毒感染と、その子供たちの感染である先天梅毒の増加を意味する。実際、妊婦の梅毒関連件数は、梅毒の届け出用紙に妊娠の有無を記載するようになった2019年以降、毎年200件前後(...
-
梅毒急増のなぜ(2)症状の消滅を治ったと勘違いして感染拡大
梅毒は梅毒トレポネーマによる細菌性の性感染症だ。感染からの経過時間と症状によって早期顕症梅毒(Ⅰ期、Ⅱ期)と晩期顕症梅毒、それに無症候性梅毒に分かれる。 Ⅰ期は感染3週間程度で侵入口に初期硬結、硬性下疳が見られるが、やがて自...
-
「立ちんぼ」の一掃で梅毒の増加は抑えられるのか…新宿歌舞伎町で95人逮捕
警視庁は20日、日本最大の歓楽街である東京都新宿区・歌舞伎町の大久保公園周辺の路上で買春客待ちをしていた女性たち95人を今月中旬までの3カ月半の間に売春防止法違反(客待ち)で逮捕したという。この期間は取り締まり強化中で、今年の同地区...
-
年間1万6300人超ペース「梅毒」が引き起こす「目」の病気…視力障害の引き金に
相変わらず梅毒感染が止まらない。国立感染症研究所が8月29日に発表した感染症発生動向調査週報速報33週(8月14~20日)によると、報告された梅毒の新規感染件数は168件、年初からの累計は9482件となった。前年同期の累計は7525...
-
「梅毒」が昨年の30%増ペース…患者急増で懸念される性感染症の医療崩壊
梅毒の感染拡大が深刻な事態になってきた。厚労省が毎週発表する感染症発生動向調査週報速報データ(第29週)によると、梅毒の感染件数は179件増えて、年初来の累計数は8349件となった。これは前年同期の6385件を1964件上回っており...
-
梅毒の患者は地方で急拡大している…「累計10人未満」は青森、山梨、島根のみに
梅毒の新規発症者数が止まらない。国立感染症研究所が毎週発表する、感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データの第21週(5月22~28日)によると、梅毒の累計報告件数は前年の約1.37倍の5766件となった。このままのペースで増加す...
-
梅毒が全国で前年同期比43.2%増、東京は累計報告数731件に…感染症発生動向調査第11週
国立感染症研究所は3月28日、感染症発生動向調査週報2023年第11週(3月13日~3月19日)速報データを公表した。 新規梅毒報告件数は160件増えて、今年に入っての累計報告件数は2846件となった。これは前年同期の累計報...
-
梅毒新規患者は前年同期40%増、年間1.8万件をうかがう勢い…感染症発生動向調査 第7週
国立感染症研究所は2月28日、感染症発生動向調査週報2023年第7週(2月13日~2月19日)を公表した。 新規梅毒報告件数は201件増えて、今年に入っての累計報告件数は1687件となった。これは前年同期の累計報告件数118...
-
2023年も梅毒急増が止まらない…高まるリスク「いきなりエイズ」に要注意
梅毒の新規感染者が止まらない。国立感染症研究所が1月24日に公表した2023年1月2日から15日までに、新たに届け出のあった梅毒の新規感染者数は全国で271人に上った。 地域別では東京の52 人を筆頭に大阪26人、福岡25人...