梅毒新規患者は前年同期40%増、年間1.8万件をうかがう勢い…感染症発生動向調査 第7週

公開日: 更新日:

 国立感染症研究所は2月28日、感染症発生動向調査週報2023年第7週(2月13日~2月19日)を公表した。

 新規梅毒報告件数は201件増えて、今年に入っての累計報告件数は1687件となった。これは前年同期の累計報告件数1182件を40%以上も上回る数字。この調子で行けば、年間の新規感染者報告件数は1万8000人になる可能性がある。新規感染者の報告件数が多いのは東京で、昨年の342件から今年は453件となっている。

 後天性免疫不全症候群(HIV)は新たに16件報告され、累積件数は97件となった。これは前年同期(13件、112件)よりも少なくなっている。

 インフルエンザは全国で6万2101件報告され、定点当たり12.56件となった。先週より全国で1685件、定点当たり0.35減少した。総数で多いのは、大阪(6584件)、神奈川(4832件)、東京(4138件)で、定点で多いのは、福井(48.95件)、石川(46.44件)、岩手(33.98件)。総数では神奈川県、定点当たりでは岩手県での増加が目立つ。

 感染性胃腸炎は全国で2万3029件の報告があり、定点あたり7.31件となり、前週よりも増えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ